当社では、歩いて暮らせるコンパクトなまちづくり、地域の魅力再発見・観光振興・関係人口の増加を実現させるため、下記の5つのサービスを提供しています。
-
- 地域計画コンサルティング
(自転車活用推進計画、自転車ネットワーク計画、立地適正化計画) - サイクルツーリズム・観光振興コンサルティング
(サイクリングルート造成、サイクリングマップ作成、自転車による観光振興計画策定、地域資源発掘、ツアー造成) - 産業振興支援
(起業創業支援、産業マスタープラン、商品開発コンサルティング、シティプロモーション・企業プロモーションコンサルティング、自転車ビジネス産業支援) - 交通安全・自転車教室事業
(自転車教室開催、デンマーク式じてんしゃゲーム、交通事故分析・対策立案) - 自転車関連サービスの提供
(レンタサイクル、サイクリングツアー、サイクリングイベント開催・運営、サイクリング拠点施設・コミュニティ運営)
- 地域計画コンサルティング
1.地域における自転車活用のコンサルティング
自転車ルートの設定
自転車は“地域活性化・集客のツール”としても活用できますし、コンパクトシティや人と環境に優しい交通政策など、“安全で持続可能な地域づくりのツール”としても活用できます。
自転車ルートといっても、その目的により、様々な手法が考えられます。具体的には次のようなものが考えられます。
-
- 観光で来た人が走りたくなるルート1(上級ユーザー向けの走ることを楽しむルート)
- 観光で来た人が走りたくなるルート2(お年寄りや子どもが楽しめるルート)
- 普段の生活で安全に移動するためのルート(危険マップなど)
バイシクルプラスワンではルート設定の目的や、地形、地域の観光資源の状況など、地域特性を踏まえ、適切なルート設定を行います。
→ルート設定について詳しくみる
自転車活用推進計画をはじめとした各種計画づくり
自転車のまちづくりを計画的に進めるには、きちんとした計画が必要です。
計画のない事業は、非効率であり、失敗に終わる可能性が高くなります。
自転車活用推進計画は、自転車活用推進法に基づき、自転車交通、都市環境、スポーツ、健康、観光、安全利用などの観点から、基本となる方向性と具体策をまとめます。
自転車ネットワーク計画は、自転車がより快適に、また早く安全に移動できるようにするために、自転車レーンなどの道路整備も含めて、都市内にネットワークを作る計画です。
自転車総合計画は、①自転車を地域づくりに活用する視点、②駐輪場を整備し放置自転車をなくす視点、③自転車のルールを守り交通安全を促進する視点、など、総合的な観点から作成する計画です。
自転車活用の目的に合わせて、こうした計画づくりも支援しています。
2.産業振興支援
自転車ビジネスコンサルティング
自転車による地域づくりが促進され、経済が活性化していくためには、自転車ビジネスに関わる人たちや産業がもっともっと盛んになる必要があります。
当社ではそうした自転車ビジネスの立上げ、組織開発、資金調達、生産性向上などの支援によって組織力を向上させ、自転車ビジネス産業のサービス向上と産業に携わる人を増加させて、産業の活性化を行っています。
関連産業のコンサルティング
当社では自転車の力で地域振興を行っていますが、自転車だけではなく様々な産業が関係することによって、シナジー効果(相乗効果)を生み出すことができます。
観光産業や交通関連事業者はもちろんのこと、地域の企業が元気になることによって地域振興は多くの人を巻き込みどんどん加速していきます。
関連産業の活性化を促進することで、地域全体での底上げを図ります。
まちづくり協議会等の立上げ・ファシリテート
地域振興を担う組織としてまちづくり協議会などがその中核を担う場合がありますが、多くの関係者が関わるため、意見をまとめるためには一定の技術が必要となります。
また、せっかく良いアイデアを持っていても、上手に引き出す会議運営をしていかないと、議論が停滞してしまい、成果の上がる結論にたどり着きません。
当社では、まちづくり協議会をはじめとして、豊富な組織運営や住民参加の経験をもとに、組織と意見の活性化を促して地域振興の成功につなげます。
3.イベントによる地域資源発掘と集客
自転車イベント等の事業コーディネート
自転車による地域活性化を成功させるためには、複数の事業を同時並行で行っていく必要があります。一つの事業だけでは、やはり力不足であり、2つ、3つと複数の事業が絡み合うことで、シナジー効果(相乗効果)も生まれて、事業は成功に向かっていきます。
そのため、バイシクルプラスワンでは、下記の事業のプランニングを行い、事業化を実現させます。
-
- 自転車イベントの実施
- レンタサイクル事業
- 自転車をテーマにした集客施設の整備
事業化に向けては、解決すべき多くの問題点や課題が存在します。また、目的があいまいなまま事業化を行ってしまうと、必ずと言っていいほど失敗し、赤字だけが膨らんでいくといった事態にもなりかねません。
最初の課題の整理とプランニングが非常に重要です。
地域資源の発掘・活用
地域資源とは
地域資源とは、“特産品、地域の歴史、観光スポット、など、地域の宝として活用することにより、経済的価値が得られるもの”のことを言います。
地域資源を活用をするためには
しかし、地域資源を上手に活用できていない地域がとても多いのです。それは、下記のような理由があります。
-
- 地域の人から見ると、当たり前すぎて価値が理解できない
(外部の視点が必要) - 活用の方法がわからない。
- 宣伝が上手にできていない。
- 地域の人から見ると、当たり前すぎて価値が理解できない
そこで、当社では地域資源の活用を次の方法で行います。
<地域資源の調査・発掘>
地域資源は、地域で生活している人にはなかなか見つけることができません。また、特産品や観光スポットとして認識されているものでも、その本当の良さを理解していないことがよくあります。
当社では、外部の視点から地域資源を見つめ、経済的な価値を多く生み出していけるかどうか調査します。
ある程度認識されているものに対しては、その資源が生まれるに至った背景や歴史を整理します。また、まだ認識されていないものについては、外部の人がどのように感じるか、何に価値を見出すかという視点から、価値の大小について整理します。
文献だけでなく、地域を回って五感で感じ、またヒアリングからも判断していきます。
4.コミュニティの運営と交流による、市民活動の活性化
住民参加型まちづくり
「地域づくり、地域活性化は、住民参加が基本です。」
今では当たり前のようになっているこの概念も、本当に正しく理解している人はまだ少ないと思います。
また、住民参加では、非常に多くの関係する人が存在します。利権は絡みますし、考え方は千差万別ですし、一筋縄ではいきません。紛糾することもしばしばです。
こうした住民参加を成功させていくためには、一定のノウハウが必要です。
当社では、住民や関係者が多くなって考え方や立場が違っても、それを一つの方向にまとめあげる複数のメソッドを使い、“住民参加による地域づくりの目標達成”を成功に導きます。
自転車コミュニティの運営
日本の自転車の保有台数は約7000万台。1家に1台は自転車を保有して日本は世界で見ても、自転車大国と言えます。
何度かの自転車ブームを経て、自転車に関心を持つ層は増えては来ていますが、7000万台の自転車台数を考えると、まだまだわずかです。
当社では既存の自転車ユーザーのコミュニティのみならず、自転車を知り、自転車に触れ、自転車が好きになるきっかけとなるようなコミュニティをつくり運営しています。
2022年5月にオープンした「あんどさいくりんぐ東京」は、サイクリング初心者や初級者が「もっと気軽に自転車を楽しむことのできるサイクリング拠点施設」として、各種サイクリングイベント、自転車教室などを毎月開催しています。