自転車での健康づくり

自転車利用は、生活習慣病の予防やストレスの解消など、健康面での効果があります。自治体としても自転車を活用したまちづくりを推進し、健康増進に関する広報啓発をすることにより、増大する医療費削減等の効果が期待できます。

サイクリング効果(日本自転車普及協会パンフレットから)

1.血糖値を下げ、糖尿病の予防に

サイクリングによってインシュリンが正しく働き、糖尿病の予防になることがわかっています。

2.コレステロールを下げ、動脈硬化の予防に

日常的に自転車に乗ることで、善玉コレステロールが増加して血液の流れが良くなり、動脈 硬化・心筋梗塞などの生活習慣病の予防になります。

3.体の免疫力UPで強い体に

普段から自転車に乗ることで、体内のリンパ球が増加して免疫力を高め、病気に強い健康的な体を作ることができます。

4.抗酸化作用を高めていつまでも健康な体に

日常的に自転車に乗っている人は、一般の人に比べて高い抗酸化能力を持っていることが研究でわかっています。

5.体の余計な脂肪を落としてすっきりとした体に

有酸素運動をすることにより、余計な脂肪を燃焼させてすっきりとした体にすることができます。

6.有酸素運動で心肺機能を高めよう

心肺機能が上がり、運動をする前と比べて呼吸の乱れがなくなったり、長い時間運動することができるようになります。

7.自転車に乗ってストレス解消

サイクリングをすると精神的健康度が良好な状態になり、特に抑うつ症状に効果があると最近の研究でわかっています。

自転車による身体活動量

自転車利用は、歩行と同程度以上の身体活動量があります。

メッツ(MET: metabolic equivalent):身体活動におけるエネルギー消費量÷座位安静時代謝量

身体活動項目 細目 身体活動量
自転車 電動アシスト付き 3.0メッツ
8.9km/h(楽に乗る) 3.5メッツ
16km/h未満(生活活動:通勤等) 4.0メッツ
約20km/h(運動:サイクリング) 8.0メッツ
自転車エルゴメーター 30~50ワット 3.5メッツ
90~100ワット 6.8メッツ
161~200ワット 11.0メッツ
歩行 67m/分(約4km/h) 3.0メッツ

「健康日本21(第二次)」(厚生労働省)

厚生労働省では、「健康づくりのための身体活動基準2013」を策定し「健康日本21」を推進しています。

目標項目:「日常生活における歩数の増加」、「運動習慣者の割合の増加」 、「住民が運動しやすいまちづくり・環境整備に取り組む自治体数の増加」

毎日60分、通勤等で自転車利用(4メッツ)すると、18~64歳の身体活動量(23メッツ・時/週)に相当します。

出典:「健康づくりのための身体活動基準2013(概要)」(厚生労働省)

事例:自転車によるストレス解消

東京都内に住む会社員10名を対象として片道15分、週3回程度の自転車通勤を2ヶ月間実施、毎日4回心理データを収集した結果があります。気分・情動に関する検査は、2次元気分検査を使用しています。(株式会社シマノ調べ)

自転車通勤した日のやる気と落ち着き度は自転車通勤後に大きく上がってイキイキとした状態に

自転車で帰宅すると特に落ち着き度が高まり、リラックスした状態に

出典:シマノHP