ごあいさつ

 

近年、自転車に関する注目がますます高まっています。

自転車は、地球環境によく、健康によく、災害に強い乗り物として、注目を浴びています。

最近では自転車ユーザーの増加により、観光や地域振興の手段としても、注目を浴びています。

何より人口減少と高齢化が続くこれからの日本の市町村にとって、コンパクトシティ化(立地適正化)は避けて通ることのできない課題であり、自転車はそのための有効な交通手段としての期待がされています。

 

そんな自転車の特性を受けて、2017年5月に自転車活用推進法が施行されました。これから、ますます自転車を活用したまちづくりが進むものと思われます。

しかし、自転車に関する計画づくりはまだ始まったばかりです。

まだまだ先進事例が少ない中、自転車をどのように地域づくりに活用してよいか、各市町村ともに模索が続いている状況です。

そんな中、現在、自転車に関するコンサルティングを総合的に提供できる企業はほとんどいないのではないかと感じています。
これまでの自転車に関する計画を見て感じることは、利用者の視点が大きく欠けていることです。

地域の計画策定を行える企業は多く存在しています。しかし、自転車のことをきちんと理解している計画がどれほどあるでしょうか。

実際に自転車を利用し、さまざまな問題や課題を感じ、そして可能性を感じていなければ、自転車利用者にとって本当に利用しやすく、かつ効果のある計画はつくれないのではないでしょうか。

 

当社はこうした問題意識のもと、これまで20年近くにわたる自転車業界での経験と地域づくりの経験を活かし、自転車に特化した地域振興コンサルティングを提供しています。

 

いきいきとした地域社会とこれからの新しい日本を、一緒につくっていきましょう。

kaoshashin
2018年5月
代表取締役 河村 康孝

 

 


自転車と地域社会がいきいきとする4R+1P

 

自転車を活用した地域づくりを成功させるために、当社では次の4R+1Pが重要であると考えています。

 

Road

自転車が走る走行空間としての道路です。

現在の自転車走行空間はまだまだ未整備の状態です。

いかに現状の交通状況等を踏まえて最適な整備形態を選択するか、かつネットワークを形成していくか、が非常に重要です。

 

Route

走行空間のネットワークを形成することは重要ですが、ネットワークの目的やルートを明確にしておかないと、結局使われるものになりません。

目的や利用者別にルートを設定し、かつ、わかりやすく伝達することがとても重要です。

例えば、観光客に向けたルート、その中でも利用者属性によって適切なルートは異なります。そうしたルート設定を細かくわかりやすく行っていく必要があります。

 

Resource

地域づくりにおいて地域資源が重要なことは言うまでもないでしょう。
地域資源を活用しない地域づくりでは、全国どの市町村でも同じようなまちづくりしかできません。

地域の魅力も、そして地域に誇りを持つこともできないでしょう。

 

Residents

地域づくりは住民あってのものです。

地域住民が地域づくりに参画して、はじめて活力のある地域が生まれます。

自転車における計画も同じです。

地域住民が満足のいく、そして住民の生活の質が向上する計画にすることがとても重要です。

 

Plan

無計画な整備・開発では、決して目標が達成できません。

そもそも無計画では目標が存在しません。

また、ただ計画をつくればよいというものでもありません。

実施する責任者と担当をしっかりと定め、実現可能な計画づくりがとても重要です。

 

 

 

 

 

 

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