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“地方創生” と “しごと(雇用)づくり” に向けた 「自転車の可能性と課題」(その2)

今日は、“地方創生” と “しごと(雇用)づくり” に向けた 「自転車の可能性と課題」のその2をお伝えしたいと思います。

前回の記事はこちら

前号に引き続き、パーキングプレス誌8月号に掲載いただきました。

パーキング業界唯一の月刊専門雑誌
「自転車・バイク・自動車 パーキングプレス」

“地方創生” と “しごと(雇用)づくり” に向けた 「自転車の可能性と課題」その2(PDF 940KB)
(自転車・バイク・自動車駐車場 パーキングプレス 2017年8月号 p44,45)

前回は、人が住みたくなる「魅力あるまちづくり」についてお伝えしましたが、
今回は、「人が訪れたくなるまちづくり」「企業の業績向上」の視点から
“しごとづくり”のための自転車の可能性を書かせていただきました。

また、「まとめと提言」として次の5つを書かせていただいています。

  1. 政策評価とビジネスの基盤となる「基礎データ・統計」の整備
  2. ターゲットの明確な設定と、地域における経営とマーケティングの視点
  3. 運転マナーの向上
  4. 「一人で自転車を複数台持つ」という文化をつくる
  5. 実現に向けた役割分担

本誌の方もぜひお読みいただければ幸いです。

 

シェアサイクルは日本に根付くのか?(その2)

自転車シェア 都心を快走

昨日の朝刊ですが、日経社会面でシェアサイクルが大きく取り上げられていましたね。

自転車シェア 都心を快走(日経2017年7月31日朝刊)

 

2016年のデータなので、あらためて整理したような内容でしたが、簡単にここでも確認しておきましょう。

  • 東京都心7区の「自転車シェアリング」の利用が急増
    (2012年度2万回利用→2016年度180万回(90倍))
  • 地域内に約300の専用駐輪場
  • 4200台を用意
  • 国は自転車の利用を促進(通勤時のバスや鉄道の混雑緩和)
  • 国土交通省によると100自治体が自転車シェアを実施
    (2016年10月。都市部だけでなく観光地にも広がっている)

代表的な自転車シェアリング

  • 東京7区自転車シェアリング 180万回/4200台(1.17回/台・日)
  • 岡山市ももちゃり 48万3448回/332台(3.39回/台・日)
  • 横浜市baybike 22万2000回/415台(1.47回/台・日)
  • 鹿児島市かごりん 13万8446回/174台(2.18回/台・日)
  • 札幌市ポロクル 8万5763回/350台(0.67回/台・日)
  • 富山市アヴィレ 7万4435回/200台(1.02回/台・日)

ももちゃりの回転率がずば抜けていますね。
札幌市は雪の影響があるのでしょう。単純に365日で割って計算してみました。

これからの課題

課題もいくつか挙げられていました。

  • 使いたいのに自転車が残っていない、といった苦情も多い
    (東京7区シェアリング)
  • 安全面の課題(自転車対歩行者事故が減らない)
  • 自転車通行空間の整備計画が進まない(2016.4現在、策定率1割)
  • 欧州などと比べ、日本は自転車向けの環境整備が遅れている
  • 自転車通勤を禁止している会社もまだ多い

課題の方はシェアリングに限らず、自転車全体の課題のようです。

環境整備とシェアリングの普及が同時並行で進んでいくと良い相乗効果が出て、うまく進んでいきそうですね。

“地方創生” と “しごと(雇用)づくり” に向けた 「自転車の可能性と課題」

 

パーキングプレス誌に掲載していただきました

 

パーキング業界では有名な専門誌に「パーキングプレス」という月刊誌があります。

パーキング業界唯一の月刊専門雑誌
「自転車・バイク・自動車 パーキングプレス」

その中で、

『“地方創生” と “しごと(雇用)づくり” に向けた 「自転車の可能性と課題」』と題して、記事を書かせていただきました。

自転車の活用が、「地方創生」特に「しごと(雇用)づくり」に、どのように貢献できるのか、について書かせていただいています。

“地方創生” と “しごと(雇用)づくり” に向けた 「自転車の可能性と課題」(PDF 1.0M)
(自転車・バイク・自動車 パーキングプレス p46,47)

ぜひ、本誌の方もご覧いただければ幸いです。

 

地方創生について

 

ところで「地方創生」という言葉を耳にする機会が、最近だいぶ減ってきたような気がします。

都市や東京圏に対する、「地方」という言葉。

東京の一極集中を是正し、地方の人口増加や移住を目指しているため、あえて「地方」創生と言っているようです。
しかし、地方という言葉にまずもって人を元気にさせる魅力が少ないのかもしれません。

最近では「地域創生」と言い換える言葉も聞かれますが、今もって国の予算は「地方創生関連予算」。
大臣も「地方創生担当大臣」です。

みんなが同じ方向を向いて、明るく前向きになれる。そんな力もある「ネーミング」ってとても大切ですね。

自転車活用推進法の行方(その2):初めての自転車活用推進本部会合が行われました

2017年(平成29年)6月13日、初めての自転車活用推進本部会合が行われました

(時事通信社WEBサイト)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017061300593&g=eco

(国土交通省自転車活用推進本部WEBサイト)http://www.mlit.go.jp/road/bicycleuse/meeting/index.html

5月1日に自転車活用推進本部が置かれてから、ようやく実現したわけですが、これからの加速に期待したいところです。

自転車活用推進本部会合(第1回)の内容

で、内容は?というところですが、議事については以下のようになっています。

(1)本部員の追加について
(2)自転車活用推進本部の運営等について
(3)今後の進め方について

そして、会合の時間ですがなんと

9:15~9:22

なんと7分ということです。それもそのはず

本部員の構成ですが、

石井 啓一 国土交通大臣(本部長 )
高市 早苗 総務大臣
松野 博一 文部科学大臣
塩崎 恭久 厚生労働大臣
世耕 弘成 経済産業大臣
山本 公一 環境大臣
菅 義偉 内閣官房長官
松本 純 国家公安委員会委員長
加藤 勝信 内閣府特命担当大臣(交通安全対策)

ということ。ここでそんなに議論はできそうにありませんね。

大きな話では、法9条の「自転車活用推進計画」の策定について概ね1年後という基準が示されました。

今後の進め方

今後の進め方について(資料5)が参考になるので、引用しておきます。
http://www.mlit.go.jp/road/bicycleuse/meeting/01pdf/05.pdf

具体的な議論は自転車活用推進関係府省庁連絡会議で行われていくようです。

今後の進め方について(案)
平成29年 5月 1日 自転車活用推進法施行
6月13日 自転車活用推進本部会合(第1回)の開催
※今後、自転車活用推進関係府省庁連絡会議を、適宜開催。
※本部会合については、下記検討事項の進捗状況等、必要に応じ開催。
[検討課題]
○ 平成30年度自転車活用推進関係予算
○ 自転車活用推進計画の策定(自転車活用推進法第9条)
概ね1年後を目途に策定する。
○ 自転車活用推進に関する重要事項、施策の実施の推進方策等の検討
○ その他自転車活用推進法附則に掲げられた検討事項等
・ 自転車活用推進を担う行政組織の在り方の検討等
・ 自転車の運転に関する道路交通法違反への対応の在り方についての検討等
・ 自転車の運行により人の生命等が害された場合の損害賠償保障制度についての検討等
[留意点]
○ 自転車活用推進計画の策定に際しては、有識者をはじめ、国民の幅広い意見を伺うものとする。

自転車活用推進関係府省庁連絡会議

自転車活用推進関係府省庁連絡会議の構成員と目的は以下の通り。(資料3)
http://www.mlit.go.jp/road/bicycleuse/meeting/01pdf/03.pdf

<議 長>
国土交通省自転車活用推進本部事務局長
<構成員>
内閣官房内閣審議官
内閣府大臣官房総括審議官
内閣府政策統括官(共生社会政策担当)
警察庁交通局長
金融庁監督局長
消費者庁次長
総務省大臣官房総括審議官
文部科学省スポーツ庁次長
厚生労働省健康局長
経済産業省製造産業局長
環境省地球環境局長

<目的>

  • 自転車活用推進本部における自転車活用推進計画の案の作成
  • 同計画に基づく施策の実施の推進
  • 自転車の活用の推進について必要な関係行政機関相互の調整
  • 自転車の活用の推進に関する重要事項に関する審議
  • 自転車の活用の推進に関する施策の実施の推進

 

 

横浜開港祭サイクルピクニックへ行ってきました

6月3日(土)に横浜開港祭へ行ってきました。
http://www.kaikosai.com/

横浜開港祭とは

横浜開港祭とは、1982年から続く今年で36回目を迎える歴史のあるお祭りです。
「港に感謝し、市民と共に横浜の開港記念日である6月2日を祝う“市民祭”」です。

そんな中、開港祭のイベントの一つであるサイクルピクニックに行ってきました。
http://www.kaikosai.com/event/cyclepicnic.html

サイクルピクニックとは

ヨコハマの風景を楽しみつつ自転車のある生活の心地良さと風を感じ、正しい乗り方などを知って頂ける自転車イベントを実施

するとのことです。
6月2日と3日の両日行っているのですが、私はアピール走行をするという3日に参加しました。

9時台に受付を済まして、10時スタートです。といっても、まずは交通安全ルールの確認から。


車道左側通行や、信号を守るといった、当然の話から入るのですが、実際にまだまだ守られていない現状を考えるとやむを得ないところです。ハンドサインの確認などもしてから、今度は全員で集まってオープニングセレモニーのようなものがありました。
横浜市道路局や交通局の方も来ていて、横浜市の本気度が伺えます。

走行が終わってからになりますが、完成したばかりという「みんなのサイクルルールブックよこはま」コンパクト版も配布されていました。

最近の自転車交通事情を踏まえて、かなり細かいところまで書いてくれています。

 

で、アピール走行へ

いよいよアピール走行へ出発です。

実際の走行は赤レンガ倉庫周辺の5.5kmだけなのですが、安全でマナーを守って、自転車の楽しさをアピールするということ。クルマと一緒に車道の左側を走ります。

 

ちゃんと数えてないのですが、参加者はスタッフの方も含めて70名ほどでしたでしょうか。
実際にはサイクルピクニックのイベント案内自体がそれほどされていないようでした。
アピールするにはもっともっと多くの参加者が必要に感じました。
今年は第1回目ということでしたので、来年以降の課題ですね。

その他のイベントも盛況でした

その他会場では、「こども自転車ゲーム」や「バスの死角体験」なども行われていました。
バスの死角体験は実際に体験してみましたが、バスの運転手さん大変なのがよくわかりました。

赤レンガ倉庫の周辺は、自転車走行空間の整備がだいぶ進んできていることもわかりました。

来年までにはさらに走行空間が整備され、来年はもっともっと大勢の参加者でにぎわうことを期待しています!

自転車活用推進法に関する書籍が発売になりました

自転車活用推進法に関する書籍が発売になりました。

「自転車活用推進法がわかる! 新・自転車“道交法”BOOK」
https://www.ei-publishing.co.jp/magazines/detail/mook-435314/
(エイ出版社WEBサイト)

 

2017年5月1日に自転車活用推進法が施行されました。
http://www.mlit.go.jp/road/bicycleuse/new.html
(国土交通省WEBサイト)

しかし、この法律によって社会がどう変わるのか、自転車環境がどう変わるのか、まだ具体的な方向性は見えません。

そんな中、いま一番そのことに詳しい人たちが書いたといって間違いないでしょう。
これは2014年2月に発刊された「自転車“道交法”BOOK」の改訂版にあたるもので、法律の解説本ではありませんが、冒頭の16ページにわたって法律の解説に充てられています。

また、法律を含めた最新の情報を踏まえた内容に改訂されています。

ぜひこれを読んで、もう一度、自転車の走り方と交通安全について再確認しておきたいところです。

自転車活用推進法の行方(その1)

自転車活用推進法施行

 

2017年5月1日、自転車活用推進法がついに施行されました!


自転車活用推進法が施行、専用道整備などへ新組織
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO15978700S7A500C1000000/

この法律は2016年12月16日に成立し、施行日が決まっていませんでしたが、先月の終わりにようやく施行日が決まり、急いで施行されました。

 

自転車活用推進法とは?

そもそも自転車活用推進法とは何でしょうか?

これまでにも自転車に関する法律は、

 

  1. 自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律(通称:改正自転車法)
  2. 自転車道の整備に関する法律
  3. 交通政策基本法

 

というものがありました。

しかし、A,Bは個別法と呼ばれ、駐輪場の整備や自転車道に関する内容など、具体的な個別案件に関する法律です。

また、Cは自転車を含めた交通政策全般の基本理念を示す、大きな概念の法律であり、つまりこの間をつなぐ役割の法律が必要だったのです。

つまり、自転車活用の基本理念を定めた法律となっています。

法律の細かな点については、次回以降、順次取り上げていきたいと思います。

 

これから日本の自転車環境は変わるのか?

 

では、この法律によって、日本の自転車社会はどうなっていくのでしょうか。

法律の施行はつい先日ですが、既に道路環境では大きな変化が起こってきています。

ここ数カ月の車道の路面標示の変化はものすごいものがありました。

 

これから大きく環境が変わっていくことでしょう!

 

サイクリングバスツアーが人気のようです

 

以前、ご紹介したサイクリングバスツアーが人気のようです^^

最近、情報サイトなどでもよく紹介されるようになってきました。

↓観光バスに自転車を収納し都会を脱出…気持ちのいい郊外をサイクリング(CycleStyle)
http://cyclestyle.net/article/2017/03/23/46641.html

東京発着の観光バスに乗って、交通量の少ない郊外でのんびりサイクリングしたいという人にはうってつけのツアーなのだ。

ということのようです。

 

2月、3月の茨城ツアーは満席だったようですが、4月の富士山御殿場ツアーは、まだ申し込めるようですね(3月26日現在)。
http://www2.kokusaikogyo.co.jp/travel/cybus/gotemba/

お花見もできる、初心者の方にも優しいコースのようです。

 

ようやく寒い冬が終わり、本格的な自転車シーズン到来!

いろいろなところに出かけていきたいですね!

シェアサイクルは日本に根付くのか?(その1)

シェアサイクルとは

シェアサイクルとは、いま流行りのシェア(共有)を、自転車ですることです。

レンタサイクルやコミュニティサイクル、貸し自転車など、呼び方は様々ですが、シェアサイクル協会というものがありますので、今後はこの呼び名で統一してほしいものです。

東京都に住んでいる私は、都内でもこのシェアサイクルを使う機会が度々あるのですが、いま最も勢いのあるシェアサイクルはなんといってもこれでしょう。

ドコモ・バイクシェア
http://www.d-bikeshare.com/

東京中心部の6区をはじめ、仙台、横浜、広島など日本全国でその活動を広げています。

なんといっても、あのドコモのグループ会社。ドコモがこのために会社を作って行っているのです。

東京都内では、千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区に展開され、自治体を超えて、どこで借りて、どこで返してもよいシステムになっています。
(※本当は期間限定の実験でしたが、無期限で延長しているようです。)

月額会員はじめました

これまでは1日利用で、使った分だけ支払っていたのですが、今日から月額会員になって、定期的に使ってみようと思います。

これから使用感と、これからのシェアサイクルのあり方について、報告していきたいと思います。

まずは今日乗ってみた所感から。

30分は短い。乗るならチョイ乗りがおすすめ

30分までは月額基本料2,000円で乗れるのですが、30分を超えると超過料金がかかります。まあ超過100円なのですが、なんとなく30分以内に収めようとしてしまうのは、人間が小さいからでしょうか?
近場をさっと行き来するのはよいですが、遠い距離はちょっとせわしないかもしれません。
今日は、江東区の東雲から、港区の新橋まで。だいたいちょうど30分くらい。景色とライドを楽しむ余裕を持つなら、長距離利用はよくないかもしれませんね。

外国人観光客も使えるように

今日に限った話ではありませんが、外国人観光客が乗っている姿をほとんど見かけません。
海外のシェアサイクルでは、観光客も乗っているようですので、そうなってくると、本物かな、と思えますね。

ママチャリは良い

いつもロードバイクやクロスバイクに乗っている人には物足りないかもしれませんが、ママチャリ良いです!

なにせスピードが出ない(笑)

これなら大きな事故につながる危険性は大きく減ります。

クルマに抜かれる時も、スピードが出ないから無理に張り合おうとしないで、クルマとの関係もうまく保てそうな気がしました^^

 

以上、簡単ですが、今日の所感です。

これからまた報告していきたいと思います^^

立地適正化計画と自転車

日本経済新聞の新紙面

今日から日経新聞が新紙面になりましたね。

 

その記念すべき日の1面のタイトルは「300自治体 まち集約」
http://www.nikkei.com/article/DGKKASDC03H1G_T00C17A3MM8000/

急速な人口減や高齢化を受けて、300を超える市町村が計画的にまちを縮めて自治体機能を維持しようとしていることがわかった。(中略)国土交通省によると、309市町村が立地適正化計画と呼ばれるコンパクト化の構想をまとめる。

とのこと。

立地適正化計画とは、2014年に改正した都市再生特別措置法によって推進されている計画で、住宅や商業、公共施設などを集約し、コンパクトなまちづくりを目指す計画のことです。

立地適正化計画によって自治体への交付金の額が変わってくることなどもあり、今後もこの流れは続きそうです。

 

自転車がますます注目

今回の記事では「自転車」については全く触れられていませんでしたが、コンパクトな都市づくりには「自転車」は切っても切り離せないもの。これから自転車がますます注目されることも間違いなさそうです。

既に自転車のまち宇都宮市ではLRTの実現に向けて動き出していますしね。
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/kotsu/lrt/index.html


↑(宇都宮市パンフレットより)

これからが本当に楽しみです。